腹式呼吸と頭式呼吸で常に2倍吸える体へ
歌は腹式呼吸が基本のなぜ?と間違い。
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「腹式呼吸~頭式呼吸」の順に説明させて頂きます。
腹式呼吸はPOPSでは足りない呼吸です
POPSと正反対のジャンル、クラシックの方々が作られたボイストレーニング業界です。
「声楽もポップスも同じ歌だから基礎は腹式呼吸」と宣伝されています。
いいえ、腹式呼吸とはイタリアオペラの呼吸法で、腹筋など筋力を使わないPOPSの歌の基礎にはなりえません。
人間の頭部が呼吸機能であることが分かってから前提条件は変わっています。
腹式呼吸はPOPSでは半分しか吸えない呼吸法となり歌いにくくなります。
歌は腹式呼吸が基本のなぜ?
ボイストレーナーの職は基本アルバイトのようです。
会社は音大生を雇ったほうが、POPSの人間より長く続くので安全でしょう。
この商売の仕組みが「オペラの腹式呼吸をPOPSへ指導させる構造」となったのかもしれません。
だけどOperaとPopsは正反対なので、ジャンルの違う音大生をPOPSの講師にしてはいけません。
なぜならオペラとポップスは「違う歌」だからです。
同じ歌と考えると「間違い」ます。
POPS側の意見
山下達郎氏
ボイストレーニングはあまり信用してないです。個性をなくすから。例えばオペラのベルカントなら、スカラ座の壁を突き破るような声を出すための訓練が要る。でも、僕らはマイクに乗っける声なので、しゃがれ声でもとっちゃん坊やでも、それも個性になる。
Yhoo ニュース
Adoさん
すべて独学だ。「ボイトレに行ったこともあるけれど続かなかったんです(笑)。身近な人に歌い方を指摘されたこともありましたが、自分の歌い方を貫きました。特に歌詞をありのまま表現したくて、例えば怒っているフレーズなら、がなり声を使ってさらに怒りを表現できる歌い方にしたり」
THE ONES TO WATCH vol.11
本物の腹式呼吸は健康法のヨーガです
健康に良いのはヨーガの腹式呼吸です。
「頭部」の呼吸を前提に行われていました。
そのヨーガでは、頭部から腹部の全体で人間の呼吸を考えています。
皆さん良く考えてみて下さい。
あなたの呼吸器は「横隔膜のお腹」だけですか?
「腹式呼吸」と「とう頭式呼吸」で2倍吸える体へ
頭頂部から下腹までを「1つの」大きな空間にイメージして下さい。
今までの2倍の呼吸機能が使えますよ。
人間の頭部は呼吸機能なのですが、忘れ去られていたのです。
その結果、麻痺してPOPSが歌えなくなったのです。
とう頭式呼吸 R

日本人の8割以上が蓄膿症「予備軍」
過去の病気と思っていた蓄膿症が、今でも年間1000万人発症しています(急性の蓄のう症=急性副鼻腔炎を含む)。そして、蓄膿症になりやすい人、いわば予備軍はなんと1億人! 鼻水、鼻づまりが蓄膿症に悪化しないようにご注意を!
【日本の人口は1億2600万人】
引用元: NHKためしてガッテン
- 花粉症の人の割合 女性41.8%に対して男性35.7%
- アレルギー性鼻炎 推定スギの花粉症だけで日本の人口の約25%、アレルギー鼻炎全体では人口の約40%
- 最もネアンデルタールに近いのは日本人? 花粉症の免疫遺伝子が世界中で1番多い日本人51%
鼻づまりの自覚が無い人も
鼻づまりの自覚がない人も歌えないのなら気をつけて下さい。
蓄膿症の膿はお腹から溜まり始めて「呼吸ルート」を麻痺させていきます。
本当の腹式呼吸は、腹を張ったり引っ込めたりすることは関係ありません。
人間の基礎呼吸の「一部、お腹」だけを誇張したものです。
いつでも頭部、首、胸、お腹まで呼吸を感じているのが正常でした。
外見は同じ人間に見えても内部構造が違う2通りの人間
図2.(生まれつき歌い易い人)2割以下のCT画像。

上の画像をご覧ください。
この人は副鼻腔が正常で「歌い易いから歌が得意な人」だと思われます。
これが「生まれつき歌が上手い人」の秘密です。
歌えるボイストレーナーさんもこちらのタイプです。
図3.蓄膿症予備軍の中でも重症な人のCT画像。

続いて上、図3の画像と良く見比べて下さい。
「歌いにくい」ので歌うと苦しかったり音程がとれません。
ボイストレーニングに通われる生徒さんに多いタイプです。
現代医学でも治療不可とされています
私は医者も驚くほどの無睡眠時無呼吸症候群の重度な患者でした。
5年以内の致死率は80%です。
だけど改善しない限り歌えないので研究を重ねました。
花粉症、副鼻腔炎、蓄膿症を改善できます、それが頭式呼吸です。
歌で健康になる、これほどの健康法はないと思います。
鼻づまりの自覚が無い人も
鼻づまりの自覚が無い人は「鼻まで」は詰まっていないだけ。
「予備軍」という言葉の意味は体の中から溜まり始めているということ。
だけどまだ鼻まで達していないだけで「詰まっているところ」が違っていました。
それは鼻よりもっと奥の「頭部からお腹」の呼吸ルートです。
ボイストレーナーの「腹式呼吸」を真に受けていると大変なことになりますよ。
呼吸のルートをストローにイメージして下さい。
歌えないのなら疑ってみて下さい。
100本のストローの束が、鼻から頭部を伝わって体の各部分へ連結されています。
ストローの吸う側(鼻)は詰まっていなくても、頭部や胸、お腹で、蓄膿の膿が詰まっています。
100本中50本しか貫通していなかったら苦しいですよね。
呼吸とはこのように考えるべきです。
循環呼吸法とは、腹式呼吸+頭式呼吸
メジャーアーティストの空気は循環しています
歌が上手いシンガーは頭部の呼吸機能が働いていました。
歌っている時に空気は自動で循環するのです。
ヨガの本物の腹式呼吸が、頭部の呼吸を前提に行われていた理由が分かりますね。
歌っても苦しくないのは「空気を吸う意識がない」からです。
今までの腹式呼吸は吸う意識(お腹の運動)を強調しています。
ボイストレーニングの腹式呼吸はPOPSには不完全です。
頭部も横隔膜と同様に機能します
歌いながら空気を吐く頭蓋骨の動作と、横隔膜、その両方の作用で人間の呼吸はされていました。
吐いてしまえば呼吸は自動で戻ってきて自然な「呼吸の循環」が生まれます。
ダンスをしながらでも、歌いながら呼吸ができるのです。
もうお腹を張ったり引っ込めたりしなくて大丈夫ですよ。
健康法のヨーガのように、頭部からお腹まで2倍の呼吸を考えましょう。
参考ページ
