ライブの口パク修正は練習では無理かも
一般ボイトレはオペラ・声楽ですよ。腹式呼吸はYoga、ミックスボイスはフランスオペラでした。やっと世界初のNEWボーカルレッスンが誕生しました!高音で歌えるボイストレーニング効果は証明済みです。マンツーマンの個人ボイスレッスンですよ。
2000年頃からPro Tools(レコーディングソフト)によるレコーディングで、プロの作品は殆どピッチ修正されています。但し当時のライブでは、まだリアルタイムのピッチ修正はできていませんでした。
2009年頃
なんとなくテレビを見ていると、アイドルの歌がけっこう上手く聴こえ始めたのを覚えています。
- へーどうやってやってるのかな?薄くレコーディングした歌を流して、それにかぶせて歌っているのかな…。だけど口パクも分かりにくくなってきたな?と…。
ある日ミュージシャンの友人と飲んでいると、
- そうそう「○○○」って番組あるでしょう!アイドルが生バンドで歌っているやつ。「あれって口パクだよ」ってさ。実際後ろでコーラスをやってる女の子が言ってたよ!
- え、そうなの!アイドルであれだけ安定して歌えるのは、おかしいと思っていたんだ。凄い技術だよね…。どうやってるのかな?
2010年頃
韓国のグループ「少女時代のGenie」が大ヒットします。そのレコーディングのピッチ編集の精度に驚きました。だけどレコーディングでの話だから機械が進歩したんだろうぐらいに思っていたのです。だけど日本と比べて韓国グループの方が妙に上手すぎる。こんなことってあるのかな?2000年以前は、韓国は日本を追いかけていたのに…。YouTubeでライブを見てみよう。
- それにしても上手いな…、いやー上手すぎる、韓国人は日本人より上手いのかな….。
例えばこのライブを見てください。コーラスなどは口パクなのは当たり前ですけど、ソロでちゃんと歌っています。上手すぎるような。デビュー当時は普通だったんだけど…。
動画1
1:13からしばらく音程があばれています。5:40ぐらいからソロで出てくる子の音程があばれています。もしかしたらちゃんと歌っているかもしれないです。
本来はこうしていた
ライブのDVDを売るのなら、ライブレコーディングをして編集して売っていました。まあ今でも当然行われています。ですが今回このページで取り上げているのは、その場で編集されているような気がするのです。その方法が気になって…。
2016年 Little Green Monster
ある日生徒さんが、こんな動画を見つけたから先生見て!と言うのです。
動画2
残念です、削除されました。
- 上手いよ!
- これ聴いたら、プロも驚くよね。
- なぜ驚くかと言うと…。
- だけど元が上手くなきゃこうはなりませんよ。
実はこのLittle Green Monsterの魅せ方は衝撃的でした。なのでちょっと調べてみました。すると、
- 多分、これを使っているのかも。
- なるほど、実際に歌っているけど、リアルタイムな修正も…?確かなことは言えませんが…。
もしそうじゃないと普通はこうなるハズだよね。これなら私の経験値の範疇です。人間味があります。でもこのメンバーは上手ですよ。他のアイドルと顔つきも違います。歌えるミュージシャンの顔です。
動画3
動画3から動画2へは、練習したからと言って変われるものでは無い、人間の能力を超えた別の物がプラスされているかもしれません。だけど素晴らしい企画のグループです。Little Green Monsterのファンになりました。
私はSony Musicでオーディションとか、Zepp東京とか、会場の音も監督しました。ですから分かってしまえば、「そーなーんだ!」ですが、勉強になりました。