ボイトレは止めなさい、鼻づまりから睡眠時無呼吸症候群へ
Kiss Musicは元Sony Musicの音楽プロデューサーです。幼少期から鼻づまりの自覚があり、何度も耳鼻科に通いましたが治りませんでした。そして具体的な手術も受けました。すべて歌が上手くなりたいが為です。
1.腹式呼吸のボイストレーニング
23歳の時、ある事務所から声がかかりプロシンガーを目指し始めました。歌が安定しないので東京ボイストレーニング教室に通い、当時は歌の基礎だと信じていた腹式呼吸や発声を習います。全然分かりません。たくさんのボイストレーニング本でも研究し、腹式呼吸を頑張っていました。
但し、腹式呼吸を始めたらすぐに普段の基礎呼吸が浅くなったことを今でも覚えてします。だけどボイストレーナーさん達はたくさん吸えるようになると言っているし、方法が間違っているのかもと思って頑張ってしまったのです。
※腹式呼吸は鼻づまりの方が行うと肺活量を減らし更年期障害へと発展する恐れがあります。
2.鼻中隔湾曲症
歌が安定しないのは鼻づまりが関係しているのではと思い病院に行きます。そして鼻中隔湾曲症と診断をうけました。
- 初回、鼻の骨を削って広げる手術も受けました。ですが全く効果なし。
後で知ったのですが人間は誰もが左右非対称なので、どちらかの穴が狭くて当たり前。湾曲しているらしいです。どちらかの鼻の穴が狭いから手術が必要と言われたら注意してください。
3.シンガーの夢を諦め作曲家を目指し音楽プロデューサーまで。
歌は諦めたけど音楽は諦められませんでした。そして最後は夢に見ていた音楽プロデューサーまで辿りついたのです。レコーディングスタジオで「タバコとコーヒー」。この2つが作品作りの燃料みたいなものでした。40歳で引退を考え始めた頃、急にタバコが吸えなくなりました。匂いを嗅いだだけで咳き込んでしまう状態。これをきっかけにタバコを辞めたのですが、既にCOPDにかかっていたのでしょう。
3.怪獣のようないびき
「いびき」がひどくて悩んでいました。病院へ診察にいったところ、「痩せてください」と言われました。だけどそこまで太っていませんでしたよ。170cmで73kgにはなっていましたけどね…。そして引退してボイストレーニングの研究を始めます。寝ている時に呼吸が止まっていることに気づき、睡眠時無呼吸症候群の専門病院へ行きました。
- 2回目の鼻中隔湾曲症の骨を削る手術を受けました。効果ありませんでした。
- ノドチンコをカットする手術も受けました。効果ありませんでした。
医師に「私は蓄膿症じゃないですか?」と質問すると、「君はそんな悪いものは持っていない」と言われたのです。その後はさらにベロを小さくする手術があったのですが、その医師も辞めておこうと….。
4.日本人の1億人以上が蓄膿症予備軍?
日本人の1億人以上が蓄膿症予備軍?これだ!歌が上手く歌えない原因は!!ならば蓄膿症を改善できないかぎり歌は上手くならないのか…。蓄膿症を改善できるボイストレーニングを開発しなければ…、10年後、書籍「東京ボイトレ法・喉を開く方法」を発売。
5.睡眠時無呼吸症候群やCOPDは治る。
睡眠時無呼吸症候群の5年以内の致死率が非常に高いことで有名な危険な病気です。その中でも医者も驚くほどの重症患者の私は、10年たった今でも生きています。それどころか喉を開く方法のお陰でどんどん回復しています。そしてどんどん歌いやすく地声の高音・ハイトーンになっています。
タバコが原因のCOPD。夜、眠ろうとベッドに入ると肺が動かないことに気づきました。意識して呼吸をしようとしないと肺が動かなくなっていたのです。さすがに「ヤバイ」と思いました。ですが今は喉を開く方法のお陰でちゃんと動くように回復しました。どんどん歌っていて喉など締まらなくなっています。年をとっていっているのに、年々生きていくのが楽になっています。
6.ボイストレーニング業界に警鐘を鳴らす!
現在主流のボイストレーニングの正体は「声楽または声楽の応用」でした。これはポップスに応用するべきではありません。何故ならオペラとポップスの価値観・指向性が正反対だからです。すると体の筋力の動かす方向も逆となってしまうのです。人間の筋力は学習(言語・文化・環境)により筋力習慣が変わってしまうからです。ポップスの歌が下手になるような努力をしていることになります。
ポップスでは高い浅い声が魅力的なのに、主流ボイストレーニングではオペラの太い声を出すための真逆の筋力習慣を植え付けてしまっています。そこに「鼻づまり・アレルギー」がからむと肺活量を下げてしまう効果となるのです。何故なら腹式呼吸は呼吸機能の3分の1の部分を鍛えるあまり、他3分の2を麻痺させてしまうからです。
研究の結果、人間の頭部は呼吸機能だったことが分かりました。私達は「お腹」に意識を誘導されてきてしまったので、本来の正常な人間の呼吸機能を奪われてきたのです。この責任は誰にあるのでしょう?世界にポップスのボイストレーニングと言って、イタリアのベルカント唱法をまきちらした方達でしょうか?
蓄膿症と腹式呼吸は相互に誘発し年を取るほど「危険な病気」へ進化して行きます。何故なら蓄膿症はまだ現代の医学では治せない病気だからです。多分、睡眠時無呼吸症候群とCOPDも医学では治らないでしょう。今鼻づまりの自覚症状がありながら主流ボイストレーニングを受けている若者も、20年後は気を付けて下さい。
江戸時代前(400年前)から続くイタリア・ベルカント唱法でポップスを指導しているから、現代のアレルギーの環境にそぐわないボイストレーニングへ変化してしまったのです。常識的に考えてみてください。江戸時代前の発声方法で最新のヒット曲を歌えるようになると思いますか?ボイストレーニングの正体がベルカントでもその応用でもかまいません。無料体験レッスンにこられた方へ指導内容を説明し、了解を得てから指導をする責任があったはずです。
その責務を怠ってきたボイストレーニング業界の体質は問題視されるべきではないでしょうか?ラーメン屋でラーメンを注文したのにキツネうどんが出されたら「注文してないよ!」と返すでしょう。教室に行ってポップスを注文したのにオペラを出されていたんですから。プロ志望者には命とりです。
7.喉を開く方法は釣りではありません。
Kiss Musicには腹式呼吸などのボイストレーニング経験者が、たくさんいらっしゃいます。顔を見ただけで分かります。脳卒中や癌になる前に来て良かったね!と話すのです。脅しではありません本当のことだから。喉を開く方法はデトックスで体の中に長年溜まった淡(バイ菌)を排出させていきます。皆さんの予想を遥かに超えているボイストレーニング法です。
口や鼻で呼吸する常識や腹式呼吸は間違っています。蓄膿症、睡眠時無呼吸症候群、COPDは「喉を開く方法」で治ると言いたいのですが、今は改善できると言い換えておきましょう。