歌唱指導に対する箇条書き

hira

皆さんのボイストレーニングに対するイメージは、腹式呼吸、腹筋、ミックスボイス、歌唱指導、リップロール、では無いでしょうか?

今日は歌唱指導について思ったことを箇条書きで解説してみたいと思います。

ポップスで歌唱指導は正反対

いつも反対意見を述べてるように見えてしまうでしょうが、オペラのボイトレとポップスのボイトレの目的が正反対なので、しょうがありません。

では箇条書きで失礼します。

 

・腹式呼吸のオペラのボイトレ(声楽)は、楽器の練習方法を用いて、楽器のように人間を歌えるようにする目的があるそうです。(クラシックの専門家ではないので、断定を避けます)

・そのようなトレーニングは単一の個性を作り上げます。(オペラの素人である私たちには、オペラ歌手の方は同じような発声に聴こえてしまうという意味です。厳密にはその中でも個性は違うのでしょうが、ここでは大きくオペラ歌手と言う意味と理解して下さい)

・それに対しポップアーティストの審査基準は、「あなたしかない個性」が尊重されます。

・なので一般ボイストレーニングで行っているベルカント唱法(オペラのボイトレ)は、ポップスに利用できないとKISSは主張してきました。

 

・メジャーのプロの製作現場では歌唱指導を行っている風景は見たことがありません。

・選ばれたアーティスト達の個性を尊重し、その「アーティストの才能を引き出すこと」が音楽プロデューサーの仕事だからです。

・それは製作している楽曲のレベルを100点とすると、アーティストやミュージシャンの才能も頂いて、120点にする作業だとイメージして下さい。

・なのでメジャーの製作現場の譜面には、音符は殆ど書いてありません。

・ミュージシャンにアドリブで弾いてもらうのです。(そのミュージシャンの才能に助けてもらう)

 

・たまにテレビで、「もっと詞を理解して感情を込めろ」とか、挙句の果てに「根性論」で怒鳴りつけているような場面をみますが、テレビ的に作られてるようにしか見えません。

・あれはレベルの低い音楽制作の現場に見えてしまいます。

・根性で歌が上手くなったり、音楽レベルが上がったりすることは、ありません。

 

さあここから本題です。

ポップスでの歌唱指導はどうでしょう?(演歌を除く)

 

・共鳴ボイトレ法は、基本的に歌唱指導の必要はありません。

・極論で言うと、「感情表現は歌の上手さに関係ない」からです。

・共鳴ボイトレ法ではもし感情表現が必要な楽曲であったら、「あなたなりにもっと感情を込めてみれば」の一言で済みます。

・ここでポップアーティストの審査基準は、「あなたしかない個性」だと前振りしていたのを思い出して下さい。

・「歌唱指導を言い換えると、講師の好みの歌い方に生徒さんを矯正する指導」です。

・ならば没個性へ指導されていることになります。

 

・KISSは歌唱指導を実験して参りました。

・KISSの場合は編曲・作詞・作曲の観点から歌唱指導を行いました。

・言葉は悪くなりますが、「歌唱指導とは馬鹿馬鹿しい程、低レベルで簡単な素人法」だと、感じてしまったのを覚えております。

・ちょっと歌が得意な友達をカラオケにつれていって、感想を言ってもらうのと同じレベルです。

・一般ボイストレーニングの場ではレッスンの後半で、この歌唱指導が主と聴いたことがあります。

・その講師さんは編曲・作詞・作曲はできない方でしょうから、多分「声の強弱や歌詞の理解を中心に」と表面的な指導を行ってると思われます。

・作詞もできない方から、「もっと歌詞の意味を理解して歌いなさい」と言われても、困りませんか?

・また素人の講師さんは対応音楽ジャンルが狭いものです。多くの生徒さんの個性の方向性やニーズに答えることは不可能だと思われます。

・なので特にプロ志望者は歌唱指導を受けるときは慎重になってください。

 

・KISSでは、ビフォーのレコーディングで、「わー個性的で良い歌だね!」と褒めると、生徒さんから以外な言葉が返ってくることがあります。

・「嬉しい!前のボイトレの先生からいつもヘタだって言われていたから」と、泣き出しそうに…。

・KISSは「そんなことい無いよ。ポップスの歌の上手さは一つじゃないからさ…。一般的にはテクニカルな上手さを求めるようだけど、あなたの歌は個性的で魅力的に聴こえるから、そこをもっと伸ばそうね」と答えます。

 

・生徒さんのニーズやレベルによっては必要な場合もあるので、歌唱指導をすべて否定するつもりはありません。

・例えば、「ちょっとカラオケで上手いと言われたい」と願う方、このような方には歌唱指導も致します。

・但し、「日本人の1億人ぐらいの方は、歌唱指導で根本は直りませんし、ポップスがプロレベルに上手く歌えるようになることはありえません」。

 

・演歌の場合は歌唱指導は有効と考えます。

・演歌の楽曲は、アーティストの力量のウェイトがポップスよりも、大きいからです。

・メロディーは簡単でも、「アーティストの歌唱で何十倍にも膨らませている」イメージと、お考え下さい。

 

・それに対し現代のポップスは、楽曲が高度になれば成るほど、アーティストの歌唱能力は問われなくなっています。(極論)

・一見そのアーティストの魅力で売れているようですが、他のアーティストが歌っても成立してしまう楽曲も多々あります。

 

思いついたままに箇条書きにしてみましたが、そろそろまとめましょう。

 

・歌唱指導がボイストレーニングで行われているようですが、それは素人さんの発想だと思います。

・そのような講師は音楽プロデューサー気取りにならないように気をつけて欲しいと思います。

・またベルカント唱法やミックスボイスを堂々とポップスで指導しているクラシック系ボイストレーナーさん、ポップスを甘く見ないで欲しいものです。

・現代のポップスは、クラシック界以上に競争倍率の高い世界なのですから。

 

・もし歌唱指導を主体にボイストレーニングを受けたい方がいらしたら、カラオケ教室の方がお安くてお勧めです。

 

もしかすると、このような考え方は一般的では無いのかも…。

何も考えず、「もっと感情を込めて」と指導していれば、世間的には良いのかな?

だけど先週もボイストレーナーさんが入会して下さったし….。

悩みます。

 

ポップス専用ボイストレーニングが、 頭式呼吸®の「共鳴ボイトレ法」です

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Sony時代に全国を見れたお陰で、ボイストレーニングの矛盾に気づいてしまいました。芸能スクールに招かれていくと、ベルカント唱法のボイストレーナーさんに習った為に、腹式呼吸で歌おうとする若いアーティストの卵達。残念ながら審査員に見向きもされていません。その後ろにチラっと見えたボイストレーナーさんは、私達メジャー業界では会うことの無い、クラシックをやってきた人でした。ずーーーっと妙に感じたいたのです。

メジャーを目指してる皆さん、腹式呼吸に代表されるボイストレーニングと言うものは、イタリア・オペラのベルカント唱法を利用したものです。オペラと現代のポップス・ロックの発声は正反対ですよ!リップロールやミックスボイスetc.そんなボイストレーニングの情報に惑わされないで下さい。

そしてボイストレーナーの皆さん、KISS MUSICと一緒に研究しませんか?実は皆さんも腹式呼吸という常識に騙されてしまった被害者なのです!あなただって真実を知ってしまったらアーティストの卵達を守ってあげたいと思うでしょう?!私はボイストレーニング業界にたった一人で反対意見を述べています。でもきっと真実を述べていれば、必ず応援者に巡り合えると信じているのです。上から目線な発言と思われるでしょうが…、でも本当のことだから…。

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