声区はポップスに無関係
皆さん、ポップスのボイストレーニング教室なのに、オペラのベルカント唱法が指導されているのを知っていますか?東京 KISS MUSICはメジャー経験により、一貫して反対の主張をして参りました。その目的は誤ったボイストレーニングの情報から、声優・プロシンガー志望者やカラオケファンを守る為です。web上で反対意見を書くと怖そうな人のイメージを持たれがちですが、音楽プロデューサーって、そんなことありませんよ。若いアイドルやミュージシャンと、「イェー!最高」とか言って、いつも楽しく仕事して来たのですから。他社ボイストレーナーさんもKISS MUSICで共鳴ボイストレーナーを目指しなおしませんか?ウェルカムです!
声区について
ポップスにベルカント唱法を指導されるボイストレーナーさんが説明している「声区」ってなんだろう?と思って調べてみました。チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイス、ミックスボイスとか…。困った時は個人のブログを調べるよりウィキペディアの方が信頼できます。
<ウィキペディアより抜粋>
「声区(せいく、レジスタ、レジスター、voice-register、vocal-register)とは音楽で発声(人声及び楽器の発音)の分類に関わる語である。器楽ではパイプオルガン等で使われる言葉で、声楽用語の声区はパイプオルガンにおける概念を人の声に当てはめたものといわれる。英語ではvoice-register等が使われる。単に「voice」というと声種[1]の意味合いが強いが声区を指していることもあるため混乱しやすい(voce(伊)やvoix(仏)Stimme(独)等、及びそれらの日本語訳の「声」にも同じことがいえる)。また、voice-registerやvocal-registerが声の「音域」などと訳されていて誤解を生むことがある。」
はっきり「声楽用語」と書いてあるじゃないですか?それに「音域のことじゃない」って!でもポップスのボイストレーナーさんは「音域」のことだって説明して、い、る、け、ど???
Aerosmithや Steel Heartの音域を、あえて常用音域としています。理由は音程の分布で必要なエネルギーは変化する為です。サビだけ高いSteel HeartのShe’s Goneの音域は2オクターブで難しそうに見えてしまうでしょう。しかしJourney-Open Armsと難易度は変わりません。
上の図は声区で調べたら音域の図があったので、そちらを参考にポップスの音域を当てはめたものです。チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイスに「スーパーヘッドボイス」とか、名前がスゴイですね!ミドルボイスから上は「裏声」とか、いやいやヘッドボイスから上が「裏声」とか、ボイストレーナーさん達も定義がはっきりしていないようです。上に書いたように、ウィキペディアは「声区を音域のことじゃない」と言っていますが、「声の質と音域」どちらでもけっこうです。矛盾を説明しましょう。
クラシックの世界は「テノール、バスとか、アルト・メゾ・ソプラノ、男性~女性まで」とか音域が広いから、それぞれに適した胸声区・中声区・頭声区とかの概念が発達して来たのだと思います。だ、け、ど、ポップスの音域は「1オクターブと全音2度」ぐらいしか使って無いのです。(コーラスを作っててもアルト・ソプラノ?なんて考えたこともありません。)たったそれしかない音域をベルカント唱法でポップスを指導するボイストレーナーさん達は、「ミドルがどうの」、「ヘッドボイスがうんたら」と一生懸命説明しているのです。挙句の果てに「プロの高い声で歌う男性シンガーはみんなミックスボイス」で歌っているとか言ってしまってたりします(笑い)。スゴすぎます。
そう言えばミックスボイスのボイストレーナーさんが「B4」までしか使ってないのに「全部ミックスボイスで歌っています」と書いてありました。世界や日本のメジャーシンガーも聞いたら、「え?B4も地声で歌えないの?」と、驚かれてしまうことでしょう。
クラシックは古い曲をどう理解するかが勝負らしいけど、先に譜面があるからシンガーに合わせてKeyを変更する概念が無いのでは?(クラシックの専門で無いから分からない)。ようするに曲の音域は動かさないので、シンガーが音域を合わせて歌っていくのが基本。こうなると声区とか必要かもしれませんね。
※音大生に確認をとりました。クラシックで古典を演奏する場合は、Keyを変更することは絶対に無いそうです。
それに対してポップスは、アーティストに合わせてKey設定をしていきます。もし一般ボイストレーナーさんが言うように声区があったとしても、アーティストの音域に合わせて平行移動させてしまうことになります。それは殆どの曲がアーティストの一番良い地声で歌えるようにKeyを設定しているのです。ファルセットを利用する曲の場合は、地声とファルセットのバランスを考えて、アーティストに合わせたKey設定をします。なので声区の基準と言われても…困ります。ミドルボイスやヘッドボイス、ましてやミックスボイスで歌ってるアーティストに、会ったことがありません。なぜならメジャーの歌はポップスだからです。
ポップスを指導するボイストレーナーさん達は、自分自身である証明をしてしまっていることに気がついていません。それはベルカント唱法を利用してポップスのボイストレーニングを説明すればする程、ボイトレの矛盾を浮き彫りにする結果になっていることです。破綻しています。
ボイストレーナーさんは早く間違いに気付いて下さい。そして東京 KISS MUSICと共に、共鳴ボイトレ法を一緒に広めていきませんか?これからは共鳴ボイストレーナーを育成していきますから、是非ご連絡を下さい。あと1・2年でボイストレーニング業界は転換期を迎えることになるかもしれませんよ。






