ヘッドボイス??それはオペラ!合唱部の歌で良いの?

ボイトレなぜなぜ (埼玉・大宮)

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みなさんはポップスを習いに行っているのに、何故ヘッドボイスを習っているのですか?クラスに一人ぐらい歌の上手い子がいたでしょう?ヘッドボイスて歌っていましたか?違いますよね、その子はボイストレーニングを習っていなかったでしょう?!それでは質問します。あなたは合唱のような歌い方を目指しているのですか?違いますよね!ポップスシンガーのように歌いたいのでは?

先に断っておきますが、「チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイス、ミックスボイス、換声点、融合」などの言葉は、決してポップスやロックの世界のプロが知らない、オペラの専門用語なのです。そこで「ヘッドボイス」という言葉を調べてみました。

ヘッドボイスとは?

  • ヘッドボイスとは裏声の出し方の一つで、主にクラシックや声楽の、高音域ソプラノ歌手が使うそうです。

これをポップスの現場の言葉に置き換えます。

  • ヘッドボイスはクラシックや声楽のソプラノ歌手が使う裏声なんだって。(他人事になります)

YouTubeでヘッドボイスと検索すると?

ヘッドボイスの参考を探す為に検索してみたら、クラシックじゃないボイストレーナーさんばかりがヒットしました。妙!本来なら本家のクラシックの方達がヒットすると思っていたのに。あ!日本語で検索しているからいけないのかも…。次にHead Voiceと英語で検索してみました。クラシックじゃないボイストレーナーさんばかりがヒットしました…。まあ世界的にボイストレーニングのルーツは声楽ですから。

仕方がないので、あるサイトに貼ってあった動画を紹介します。

こちらがヘッドボイスだそうです。皆さんはこのような発声スタイルを目指しているのですか?もし目指していないなら、あなたが目指す世界のことを習うべきでは?Kiss Musicは当然なことを述べているだけなのです。

ミックスボイスへの疑問。

上の動画は完全な裏声で歌い通しています。それがヘッドボイスだそうです。それに対してミックスボイスのルーツはフランスオペラだと証明してありますが、これは地声から裏声へ変化させる途中のもの。何故なら地声から裏声へ急激に変化させると換声点が残って…?それを無くしてなだらかに変化させる緩衝材のような発声?。地声→ミックス→ヘッドボイス(完全な裏声)。と言うことはミックスボイスは一瞬しか使われていない?地声から裏声へ変える途中の一瞬しか使われないものだった!!!

だけどボイストレーナーさんはこれがミックスボイスですと、チラッと歌ってくれる説明があるけど…(めったにない、誰も証明してない)。歌い続けている部分をミックスボイスと説明しています。

ですがまあミックスボイスに関わるのは止めておきましょう。重要なのは方式じゃなく、「本当に歌が上手くなるのか?」ですよね!

ちなみに私は、元Sony Music音楽プロデューサーです。

ポップスのプロシンガーのように歌うためには、「チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイス、ミックスボイス、換声点、融合」などのトレーニングは逆効果になります。何故なならポップスとオペラの指向性や価値観は正反対だからです。そして私は業界の経験者ですが、「ヘッドボイス」という言葉を一度も耳にしたことはありませんでした。私達の世界では、「裏声、またはファルセット」と言う言葉は使いますけど。

一般的に専門分野の研究はそのジャンルの専門家が行うものですよね?ですがポップスのボイストレーニングは、畑違いのオペラの方が世界へ広めてしまったものなのです。当然ポップスやロックを知らない方なので、誤った指導ばかりになっています。ですからKiss Musicはポップスの専門家として訂正しなければならないと思っているのです。さらに健康イメージのボイストレーニングのメニューは、現代では危険極まりないものへ変貌しています。

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オペラでポップスを歌えるようになる可能性がないかも。

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オペラの概念を応用したボイストレーニングで、「下手だった人が上手くなったという信頼できる証明」が、ネット上に1つも見つかりません。50年以上続いてきて何万人ものボイストレーナーさんがいたはずなのに見つからないのです。これを数学的に説明すると、「オペラを応用したボイストレーニングでは、ポップスは上手く歌えるようにならない」、という結果となってしまいます。何故なら結果0に対し分母(時間と人数)が大きすぎるからです。皆さんも調べて確認して下さい。(元々デビューできた有名人を指導しました、は参考になりません。初めから歌が上手い人だからです。あくまでもボイストレーニングの効果とするならば、下手な人が上手くなったか?が重要です。)

逆に、上手くなったように「ミセカケ」は沢山見つかりました。直接的な証明はここでは控えます。なので間接的ヒントを一つでけ。

  • YouTubeで一部のボイストレーナーさんの動画にコメントをしている人を調べてみて下さい。自作自演が多いことに気づきますよ!

ボイストレーナーさんは指導者な訳でしょう?でもインターネットの世界はステルスマーケティングばかり。真面目にやっていない人の方が?目立った者勝ち?常識あるあなたはどう思いますか?

ちなみに私は周りを根拠もなく否定して、自分だけが正しいと主張するような人間ではありませんよ。

悪気はありません。

ポップスとオペラは正反対なので、いつも反対意見になってしまいます。悪気はありません。ただ自分の専門分野に対し、畑違いの方々が一方的に誤情報を流し続けているのを見過ごせないのです。もし 他人があなたになりすまして、あることないこと吹聴・宣伝して回っていたらどうしますか?

ボイストレーナーさんが悪いわけではありません。ポップスのボイストレーニングのスタートに採用した、「メソッド」根本が間違っていたのです。そして採用を決定していたのは畑違いのオペラのアマチュアの方です。だけどそれに巻き込まれたボイストレーナーさんは長年続けてきてしまったから、今更間違ってたとは言えないのかも?だけどみんなの健康に害をもたらしていることに気づいて下さい。

ここだけ読めばボイトレの謎がすべて解ける!

KISSが現代ボイトレの常識を根本から覆します。「生まれつき歌が上手い人」の秘密を是非一度お読み下さい。

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