プロ歌手の鼻腔共鳴には呼吸ルートの何処かが詰まっていないこと
鼻腔共鳴の具体的な方法が「とう頭式呼吸」です。
home / ボイストレーニングとは /プロ歌手の鼻腔共鳴には呼吸ルートの何処かが詰まっていないこと
プロ歌手の鼻腔共鳴には呼吸ルートの何処かが詰まっていないこと
皆さんが聴いたことがあるとすれば「副鼻腔炎」という言葉でしょうか?
それでは副鼻腔から説明しましょう。

それでは実験ししょう。
上の図を見ながら呼吸して探って下さいね
黄色いおでこのあたりは呼吸できますか?
緑の目と目の間も呼吸できますか?
赤い頬っぺたも呼吸できますよ。
日本人殆どは麻痺しているので分からない。
なぜなら…。
日本人の8割以上が蓄膿症予備軍だから

過去の病気と思っていた蓄のう症が、今でも年間1000万人発症しています(急性の蓄のう症=急性副鼻腔炎を含む)。そして、蓄のう症になりやすい人、いわば予備軍はなんと1億人! 鼻水、鼻づまりが蓄のう症に悪化しないようにご注意を!
引用元: NHKためしてガッテン
歌い易いのは、蓄膿症予備軍に含まれない日本人の2割以下の人です。
鼻詰まりの自覚が無い人も要注意です。
首や胸の何処かが詰まっています。
さらに実験しましょう。
ベロが体の中で下腹の横隔膜まで「一本の柱の」のように感じられますか?
その柱の周りには空洞感がありますか?
教える側の講師(生まれつき歌が上手い人)

歌える講師は上のタイプ、副鼻腔が詰まっていない人です。
こちらの方は鼻腔共鳴はできています。
8割側の生徒さん

習う側の生徒さん達は上の図のタイプの方です。
副鼻腔が膿でつまっているので残念ながら不可能でしょう。
外観は同じ人間に見えても内部構造が違う講師と生徒
ボイストレーニングが分からない理由はここにありました。
鼻腔共鳴と腹式呼吸も「呼吸ルートの麻痺」が原因で感じられないのです。
それでもボイストレーナーさん達は「声を鼻腔に響かせよう」と指導されています。
本当のことから目をそらされて「麻痺」は進行して、もっと歌えなくなっていきます。
山下達郎氏 ボイストレーニングはしない
ボイストレーニングはあまり信用してないです。個性をなくすから。例えばオペラのベルカントなら、スカラ座の壁を突き破るような声を出すための訓練が要る。でも、僕らはマイクに乗っける声なので、しゃがれ声でもとっちゃん坊やでも、それも個性になる。
Yhoo ニュース
鼻腔共鳴の前提条件
慢性副鼻腔炎が治ればよいのですが、現代の医学ではまだ治せないそうです。
それに何故NHKが蓄膿症予備軍と言う言葉を使ったのか?
それは鼻が詰まっていない人でも、もっともっと奥が詰まっているからです。
だけど心配しないで下さいね。

大丈夫、とう頭式呼吸で改善
ボイカラボイストレーニング(BEAM)の「とう頭式呼吸®」とは簡単に言うと、歌を使ったデトックス総合プログラムです。
プロ歌手は鼻腔共鳴を意図的/テクニックとして使っていません。
何故ならPOPSのプロ歌手はボイストレーニングをしてないからです。
「管楽器」のような「音程をとる機能」が生まれつき保たれているだけです。
人間の頭部は基礎呼吸

鼻腔共鳴は健康な基礎呼吸の一部なのです。
ですから「とう頭式呼吸」で改善しましょう。
「自由に歌える」ようになっていきます。
呼吸器が麻痺していてはボイストレーニングは不可能なのです。
頭部の呼吸が回復できれば発声の疑問が全て解決できます。
頭部から下腹部までの全体が呼吸器です。
歌えないのは勘違いした腹式呼吸によって1/3の機能しか使えていないからです。
プロ歌手が歌が上手いのは「呼吸のルートが麻痺していない」からです。