昔の歌い方には戻れなくなる

ボイトレblog(新宿・渋谷・池袋)

こんにちは、トレーナーの佐藤です。
冬の寒さが身に染みる、年の瀬を感じる頃になりましたね。
個人的にはここ1週間ほど鼻が詰まっていて、昔の歌えない感覚を疑似体験しております。


歌詞の中には鼻音というもの(な行、ま行、が行)は必ず含まれていて、鼻から空気が抜けないといけないのですが、詰まって塞がっているため、鼻から抜けるはずの空気が口へと逃げてしまいます。
その結果、ピッチが下がってしまうので筋力で鼻をこじ開けて発声しているのですが、想像以上に歌っていてストレスになります(笑)
よくケガをしたときに、健康のありがたみが分かるものですが、まさにその気持ちです。



頭式呼吸®のレッスンがある程度進んだ生徒さんであれば、実感があることかと思われますが昔の歌い方には戻せないものです。人間は1度体験できたものは再現しようとするので、わざわざ下手な状態を再現しようとはしないですよね(笑)

歌の上達度はデトックスの進行状況で変化していくのですが、昔の歌のデータが残っていれば一度聴いてみると変化が実感できます。びっくりするほど下手だなと感じられたら、それは成長できていることの証となります。人間は自分の今の歌のレベルが上手い下手を判断する基準になっているからです。
上手くなっていくにつれて、その差は感じやすいのでぜひ聴いてみてください。

ここだけ読めばボイトレの謎がすべて解ける!

KISSが現代ボイトレの常識を根本から覆します。「生まれつき歌が上手い人」の秘密を是非一度お読み下さい。

喉を開いて高音で歌う方法

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