ポップスには良い発声も悪い発声もない

ボイトレblog(新宿・渋谷・池袋)

皆さんこんにちは。トレーナーの山﨑です!

もう7月も終わりですが何か夏らしいことはされましたか?
個人的には先週、鎌倉・江ノ島方面に遊びに行ってきました。江ノ島を登った一番上にあるイルキャンティカフェというレストランが眺めも良くて気持ち良かったです。
まだ夏は続くので8月は海やら川やら行きたいですね。

さて、今日は「ポップスには良い発声も悪い発声もない」というテーマでお話ししていきたいと思います。

ボイストレーニングでは、基本的に「正しい発声・間違った発声」という尺度で歌をジャッジすることが通例だと思いますが、まずそもそもポップスというジャンルには正解がありません。最も重要視されるのは「個性」であり、すなわち人と違うことこそが求められる世界なのです。故に、そういった観点で歌を判断するのはナンセンスであると断言できます。

もちろん歌って苦しい、音程が合わないという状態はストレスだと思いますが、極論を言ってしまえば苦しそうな歌い方すらも一つの個性になり得るのです。そういった状態を改善することはもちろん否定しませんが、「個性を壊さず」に行わなければポップスの趣旨からは外れたトレーニングになってしまいます。

一般的に「ボイストレーニング」という名前で行われているものはオペラの「発声法」がベースとなっており、シンガーを型にはめていくトレーニングであると言えます。
イタリアオペラのベルカント唱法をはじめとするオペラの発声法というのは、人間をオペラ歌手という一つの特殊な個性に強制していく、オペラ歌手のレシピのようなものなのです。

それをポップスに適用するとどうなるでしょうか?

そもそもジャンルが違うので根本的にずれてはいるのですが、それを除外して考えても、先に述べたように「個性」が最重要項目であるにも関わらず、それを無視して画一的な歌い方へとアーティストを揃えていってしまうことになりますよね。山下達郎さんが以下の記事で同じようなことを話されていましたので是非読んでみて下さい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/be612cd888a261a17c38007d9f51406f35ddaade?page=4

そういった点から、やはり誰からも習ったことのない「生まれつき歌が上手い人」がデビューしていく・プロになるということはポップスの世界において純粋な流れであり、自然なことであると思います。ポップスの為のボイストレーニングを考える上で、「個性を壊さない」ということは最優先事項であり、それを世界で初めて叶えたのがKISSのボイカラボイストレーニング(BEAM)・頭式呼吸®です。

「生まれつき歌が上手い人」を研究し、根本的な身体の状態を改善することで、ただただ歌いやすくなるだけの方法なので、最終的に思い描いたように自由に歌えばそれで良いという状態になることができます。苦しくもなく、音程も自動的に外れなくなってしまうメジャーアーティストのような歌を歌うためには、テクニックでどうこうしようとしても絶対に不可能で、歌の楽器である身体を整えることこそが重要なのです。

ここだけ読めばボイトレの謎がすべて解ける!

KISSが現代ボイトレの常識を根本から覆します。「生まれつき歌が上手い人」の秘密を是非一度お読み下さい。

喉を開いて高音で歌う方法

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