地声のハイトーンボイス (スティールボイス)
LED ZEPPELIN 「Rock and Roll」1971
Deep Purple 「Highway Star」1972
一般的に「地声のハイトーンボーカル」と言われて思い出すのは?「ハードロック」ではないでしょうか。ハードロックはこの後すぐにヘビーメタルと呼ばれるようになります。そしてスラッシュメタル、デスメタルなど、よりヘビーなサウンドに変化していきました。
2000年以降にボイストレーニング業界で流行り始めたミックスボイスよりも、地声のハイトーンボイスの方が高度なテクニックです。スティールボイスをマスターすると、殆どの方がミックスボイスを使わなくなります。
AORや女性アーティストも
実は、地声のハイトーンボーカルは ハードロックだけでなくAOR( アダルト・オリエンテッド・ロック )など、海外アーティストは基本地声のハイトーンボーカルです。
Chicago 「Will You Still Love Me」
当時学生でバンドをやっていた私は、この地声のハイトーンで歌いたくて散々 練習しました。当時は日本人とアメリカ人は骨格が違うから、ハイトーンで歌うことは不可能なのかも?と悩みながらも諦めきれずにいました。散々 喉を絞めてハイトーンに挑戦していました。
それから25年たった今でも日本人の若者達は高い声が出なくて悩んでいます。それをミックスボイスなど、オペラの概念で解決しようとしているのだから、それでは不可能だと思いますよ。
世界の標準と比べたら日本人はKeyが低いのです。これは音楽の後進国であることを表しています。わざわざ邦楽と洋楽を分けている国ですから…。日本で洋楽レベルを目指して頑張っている若者達はむくわれない国なのです。
但し最近の日本の若者達は、進化しはじめました。SIM。このバンドに続いて欲しいと思います。
日本語
その原因は日本語にありました。日本語はベロを使わず唇や喉で発音する言語です。ベロの運動は呼吸機能と関係があり、それを使わない日本人は蓄膿症になりやすい文化だと思われます。ちなみに日本人は蓄膿症予備軍が1億人以上ですから…。ですからKISS MUSICは蓄膿症を改善する新しいボイストレーニングを開発しました。
スティールボイス
ハイトーンの中でもさらに限界域のハイトーンがスティールボイスです。「カーン!」と頭が膨張しているように響きます。これを再現する為には「喉を開く方法」で抜ける頭部が必要です。