健康被害を食い止めろ、腹式呼吸は危険!

Kiss Music 代表 平山了一 元Sony Music 音楽プロデューサー

これから腹式呼吸をウィキペディアの情報を引用して、正反対の新事実を説明して行きます。ウィキペディアはあてにならないという意見もあるので、その他の情報も調べました。その結果、腹式呼吸の歴史的背景を語る上で間違いないと思います。

※ヨガの腹式呼吸に矛盾はありません。声楽の目的に腹式呼吸は矛盾しておりませんが、現代は頭部の呼吸器系の概念は薄れていたようです。そして現代商業音楽で腹式呼吸を利用すると、ポップスやロックの指向性と価値観に矛盾します。このページを読まれる前に、以下のぺージを先に読まれることを強くお勧め致します。

 

人間本来の呼吸機能とは、「頭部から・首・胸・お腹・背中・腰まで」全体なのです。そして歌の分野の腹式呼吸はオペラの発声目的の為に「お腹」を強調したものでした。これを現代のアレルギー環境下で利用すると、「お腹以外、その他の多くの呼吸機能」が麻痺して止まってしまいます。その結果肺活量が減り大病へ発展して行く可能性が増えることでしょう。すでに蓄膿症予備軍1億人の日本人は頭部の呼吸機能が停止しています。

腹式呼吸のルーツのインドヨガは、「頭部も人間の呼吸機能であること」を知っています。ですから呼吸器系のデトックスと共に腹式呼吸は行われて来てきたのです。もし呼吸の入口が詰まっていたら空気は吸えないでしょう?ですがその前提条件を欠いた現代の腹式呼吸は商売の宣伝文句でしかありません。健康的イメージとは正反対の、「お腹だけの危険な呼吸法」に変貌しております。蓄膿症予備軍1億人の日本人には物理的に腹式呼吸は不可能であり危険です。

オペラでは、「大きなホールで楽団に負けない大声量でマイクを使わずに歌う目的」で腹式呼吸は発達してきました。ですが400年以上の歴史の途中に、「呼吸の入口、頭部の呼吸機能」を忘れてきてしまったようです。それが正反対のマイクを使った小声量のポップスに伝わった為、大きな矛盾が生まれました。その矛盾は健康に害をもたらしています。ポップスを歌うみなさんには「腹式呼吸はオペラ!」、この言葉が新鮮に響いたことでしょう。

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