• ポップスを腹式呼吸で歌っているシンガーがいたとしたら、それは圧倒的な少数派です。
  • ボイストレーニング業界と古い時代の音楽ジャンルでは圧倒的な多数派なのかもしれません。
  • ボイストレーニングでオペラの発声法が応用されてきた為、腹式呼吸が肯定されてきました。
  • ポップスのメジャー業界がボイストレーニングはオペラだと気づかなかった為、50年以上続いてきてしまいました。
  • 現代は大元の声楽の世界でも、「腹式呼吸」に対する批判の声が高まりつつあるようです。
  • クラスに1人ぐらい生まれつき歌が上手い人がいたでしょう?腹式呼吸を知らないで歌ってたでしょう?

人間本来の呼吸機能とは、「頭部から・首・胸・お腹・背中・腰まで」全体なのです。そして歌の分野の腹式呼吸はオペラの発声目的の為に「お腹」を強調したものでした。これを現代のアレルギー環境下で利用すると、「お腹以外、その他の多くの呼吸機能」が麻痺して止まってしまいます。その結果肺活量が減り大病へ発展して行く可能性が増えることでしょう。すでに蓄膿症予備軍1億人の日本人は頭部の呼吸機能が停止しています。腹式呼吸を習って直ぐに息苦しさを感じたら注意して下さい!

腹式呼吸のルーツのインドヨガは、「頭部も人間の呼吸機能であること」を知っています。ですから呼吸器系のデトックスと共に腹式呼吸は行われて来てきたのです。もし呼吸の入口が詰まっていたら空気は吸えないでしょう?ですがその前提条件を欠いた現代の腹式呼吸は商売の宣伝文句でしかありません。健康的イメージとは正反対の、「お腹だけの危険な呼吸法」に変貌しております。蓄膿症予備軍1億人の日本人には物理的に腹式呼吸は不可能であり危険です。

オペラでは、「大きなホールで楽団に負けない大声量でマイクを使わずに歌う目的」で腹式呼吸は発達してきました。ですが400年以上の歴史の途中に、「呼吸の入口、頭部の呼吸機能」を忘れてきてしまったようです。それが正反対のマイクを使った小声量のポップスに伝わった為、大きな矛盾が生まれました。その矛盾は健康に害をもたらしています。ポップスを歌うみなさんには「腹式呼吸はオペラ!」、この言葉が新鮮に響いたことでしょう。

KIss Music 代表 平山了一 元Sony Music 音楽プロデューサー

これから腹式呼吸をウィキペディアの情報を引用して、正反対の新事実を説明して行きます。ウィキペディアはあてにならないという意見もあるので、その他の情報も調べました。その結果、腹式呼吸の歴史的背景を語る上で間違いないと思います。

※ヨガの腹式呼吸に矛盾はありません。声楽の目的に腹式呼吸は矛盾しておりませんが、現代は頭部の呼吸器系の概念は薄れていたようです。そして現代商業音楽で腹式呼吸を利用すると、ポップスやロックの指向性と価値観に矛盾します。このページを読まれる前に、以下のぺージを先に読まれることを強くお勧め致します。

1.腹式呼吸のルーツ

  • 健康法の「ヨガ等」から始まったならキリストが生まれる3000年前?
  • これから説明するイタリア・ベルカント唱法(声楽)から始まったとするなら400年ぐらい前?日本はまだ江戸時代前です。

腹式呼吸のルーツを「健康から始まったのか?歌から始まったのか?」、誰も断定することができません。何故なら古すぎるからです。本当は腹式呼吸を指導している方々の責任で、社会にその「ルーツがしっかり説明されているべきだった」と思います。何故誰も明かしてこなかったのか…?ポップスには矛盾していたからです。ここでは歌のイタリア・ベルカント唱法を中心に説明していきます。

オペラのベルカント唱法と検索すると? 声楽を伴奏する管弦楽の編成も、演奏される会場の大きさも次第に拡大されて行き、歌手にはますます巨大な声量と、管弦楽と渡り合うような劇的で強靭な声が求められるようになった。これに対応するために、従来の実声とファルセットの融合によって生み出される軽やかな声ではなく、力強い表現の可能な実声を中心とした発声への転換が促進された。また、吸気によって拡張した胴回りを呼気の際にも維持して、横隔膜の緊張を持続させることで反射的に声門の閉鎖力を高めようとする、いわゆる「横隔膜の支え」と呼ばれるような現代声楽に特徴的な呼吸法も、こうした中から生まれてきたと考えられている。

腹式呼吸と検索すると?発声法の研究で大きな影響力を持っていたフレデリック・フースラーは、「腹式呼吸」「胸式呼吸」「側腹呼吸」「肋間呼吸」などのように型や方式に分類された呼吸法は、〜省略〜不完全で不自然な呼吸法であり、呼吸をそのような型や方式に分類することや、意識的に行われる機械的、方式的呼吸法はすべて声楽の発声にとって有害である、という見解を示している[7]。

nodo私は腹式呼吸を研究した結果、「腹式呼吸は危険だ!」と言ったのですが、フースラーは「有害だ!」っと言っていました。このような強い言葉になってしまったのは、みなさんの健康を心配してのことです。現代は本家オペラの世界でも、腹式呼吸を否定する声が大きくなっていることを再度確認して下さい。

多くの肯定派はポップスのボイストレーナーさんです。但し彼らはベルカント唱法を応用しているだけなのです。例えば喉を開く方法の説明で、「軟口蓋を上げる、あくびの状態」などと本気で指導されています。そんなことをしたら「オペラのような野太い発声になってしまわないの?」と、誰もが不信に思うレベルの間違いです。

腹式呼吸のルーツのまとめ。

登場人物B

腹式呼吸はオペラ特有の発声目的の呼吸法だったということです。そこからアメリカのブロードウェイ・ミュージカルへ。さらに世界のボイストレーニング教室へ伝播していったみたいですね。何故ならアメリカの有名ボイストレーナーさん自ら、「From Opera to Rock Jazz to Pop or R&B」と、ホームページではっきり宣伝されています…。

これは、「ポップスと声優向けのボイストレーニングは世界的にまだ誕生していなかった」という証明になります。ポップスやロックとは畑違いのクラシック系の方が、世界に広めたという証拠だからです。ボイストレーニングに対し、「何かおかしいな」と感じていた理由がここにありました。ちなみにエレキギター教室ではこのような不信感はないはずです。「ちゃんとロックを指導しています」よね。

それでは質問します。「400年前(江戸時代前)のベルカント唱法の腹式呼吸で、ONE OK ROCKや西野カナさんの最新ヒット曲を歌えるようにがんばろう!」 と指導されたら、あなたにはどう聞こえましたか・・・?

2.健康定義、最大肺活量の実験

これから先を読み急ぐのをちょっと待って下さい。呼吸の実験をしてみませんか?

※この実験は過呼吸による目まいなどが起こる可能性がありますので自己責任でお願いします。貧血気味の方は絶対に止めて下さい。

※腹式呼吸を肯定する先入観は邪魔になります。絶対にこの先を読まないで実験して下さい。

実験1. 腹式呼吸のやり方・練習の前に

これから腹式呼吸で大量の空気を吸って行きます。立った状態で胸に入れずに、あくまでお腹に空気を入れてみましょう。これ以上吸えないぐらいいっぱいに吸って下さい!もう吸えないと思ったら口を閉じて絶対に空気を抜かないで我慢して下さい。そうしたら肩や全身の力をだらりと抜きます。しっかり抜いて下さい。

質問お腹のどの高さまで空気が上がってきている感覚があるか?指をさして確認して下さい。確認できたら力を抜いて吐きましょう。その位置を覚えておいて下さいね。

(大抵の方はお腹のちょっと上、溝内ぐらいを指さします)

実験2. 腹式呼吸のやり方・練習の前に

今度は胸いっぱいに空気を吸ってみましょう。これ以上吸えないぐらいいっぱいに吸って下さい!もう吸えないと思ったら口を閉じて絶対に空気を抜かないで下さい。そうしたら肩や全身の力をしっかり抜いて下さい。だらりと抜きますよ。

質問:胸のどの高さまで空気が上がってきている感覚があるか?指をさして確認して下さい。確認できたら力を抜いて吐きましょう。その位置を覚えておいて下さいね。

(大抵の方は胸の中心よりちょっと上ぐらいを指します)

回答の確認

お腹に吸った時は、胸の一番下を指した方が多かったハズです。胸に吸った時は、胸の中央からちょっと上あたりを指した方が多かったと思います。あくまでも平均値だと考えて下さい。

お腹と胸でどちらがたくさん空気が入っていましたか?

上手くこの実験ができた方の9割近くの方が、当然胸に入った方が大量の空気が吸えていたハズです。

最大肺活量の基準から腹式呼吸の矛盾を解きます。

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人間は鎖骨から肩の隅まで空気が入ります。それが最大肺活量です。それに対してお腹の上は1/3程度の肺活量ぐらいだと思います。と言うことは、腹式呼吸で大量の空気を吸えるという効能は間違いとなります。逆に肺活量が減って、基礎呼吸も苦しくなる方が多いのです。危険ですよ!

  • 蓄膿症で鼻が詰まっている人と鼻が詰まっていない健康な人で、同じ効果の腹式呼吸ができると思いますか?
  • 日本は蓄膿症予備軍1億人なので、ボイストレーニングに興味を持っている生徒さんの大半が蓄膿症予備軍と予想しなければ…。
  • それを無視して行わせると呼吸を浅くし蓄膿症を促進させいづれ大病へ発展させる可能性が大きい?
  • 肺活量が減っても自律神経が整えば健康に良いものですか?自律神経が整うってどういうことですか?
  • 肺活量が減ってもダイエットに効果があるのですか?普通は増えた方が新陳代謝が上がり脂肪を燃やすように思いますが?
  • 腹式呼吸のオペラ歌手は太っている方が多いけど、ダイエットとの関連の説明はどうなりますか?
  • お腹で声を支えられるようになって声が安定する?それはオペラの話です。
  • ポップスはもう何十年も腹式呼吸で歌っていません。(35年前の日本の有名アーティストに直接確認しております)

本当の最大呼吸量は頭部から

私達は「腹式呼吸」という言葉に誘導されて、人間本来の持つ「頭部の呼吸機能」を奪われてきてしまいました。人間の頭蓋骨は肺と共に、「ふいご」のように縮んだり広がったり動くのが正しい呼吸だったのです。呼吸をすると、「頭部から横隔膜までが一つの空間」に感じられるのが、人間本来の正常な感覚です。そしてそれが本当の最大肺活量となります。

詳しくは頭式呼吸のページをご覧ください。

人間の外見は同じに見えても、内部構造が2つのタイプに分かれていた。

人間は外見は同じに見えても蓄膿症がある、なしにより、内部構造が違う2通りの人間に分かれていました。そして腹式呼吸はその両者の違いにより、効果が正反対に働く危険な呼吸法に変貌します。image030

図2、アレルギー体質ではなく、健康な呼吸機能が働いている日本人の約2割の方。(腹式呼吸は無害)

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図3、蓄膿症予備軍・アレルギー体質の日本人8割以上の方。(腹式呼吸は有害、危険)

肺活量の低下は蓄膿症の悪化を促進することになります。蓄膿症は軽く考えられがちですが、実は非常に危険な病気なのです。ですが現代の医療ではまだ治せないので放っておかれている…?ほっとくと年齢とともにいろいろな大きな病気へ発展していくのです。何故なら蓄膿症は鼻だけの問題ではなく、体全体に膿が溜まっていく病気だからです。

江戸時代前は自動車も走っていないので空気は汚れていない時代です。その時代はアレルギーも少なく、人々は健康な呼吸機能が働いていたと思います。その前提条件があって、腹式呼吸は大声量で歌うオペラの為に発達できた呼吸法だったのです。それに対し現在は、大気汚染、花粉症やアレルギー。腹式呼吸によるイメージの誘導で肺活量を減らされた日本人は同時に頭部の呼吸機能も麻痺。その結果、蓄膿症予備軍1億人となってしまったのかもしれません。

腹式呼吸は人間の呼吸の一部分にしかすぎません。

  • 呼吸とは、頭部、首、胸、お腹、背中、腰。さらに気功の概念を加えるなら、指先や足のつま先までの、全身が呼吸機能となります。

腹式呼吸は人間の呼吸の一部分にしかすぎません。蓄膿症の方には本当に危険な呼吸法だと思います。例えば副鼻腔がつまると、まず頭部から背中や腰へのルートが膿で詰まって呼吸機能が働かなくなります。次に鼻からホホ、首、胸、お腹へ溜まって行き固まっていきます。症状がひどくなると横隔膜も動かなくなります。「肺硬化症」は肺胞の細胞が破壊され、肺が固くなって、呼吸ができずに死に至る恐れのある病気です。若いころ腹式呼吸で呼吸が浅くなったまま中年になった私は、「肺硬化症」を身を持って体験しました。お陰様で腹式呼吸の矛盾に気づいた私は、頭式呼吸を開発して自力で治せましたが…。

3.腹筋・横隔膜・歌い方の発声方法の矛盾

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1、腹筋を鍛える

  • 「腹筋を鍛えなさい」と良く指導の言葉を聞きますが、ポップスのプロの現場では一度も聞いたことがありません。(ライブハウスでは良く聞いた)
  • 腹式呼吸を熟知しているハズの太ったオペラ歌手の方も、腹筋を鍛えているのでしょうか?「インナーマッスルが…」。証明できない返答は認められません。

2、横隔膜

  • まるで横隔膜が呼吸のエンジンのように言いますが、肺も首も頭部も同じ呼吸のエンジンで、「ふいご」のように全体で呼吸しているのです。
  • 腹式呼吸はマイクを使わずに大声量で歌うオペラの目的の為に発達した呼吸法です。
  • 蓄膿症が進むと呼吸機能が固まり横隔膜も動かなくなっていきます。

3.歌い方

  • もし腹式呼吸を利用してポップスを歌うと、「宝塚歌劇団のような歌」になるハズです。(ミュージカル調という良い意味で引用させて頂きました)
  • ポップス指向のあなたはそういった発声を求めているのでしょうか?
  • ボイストレーナーさんから、「腹式呼吸がマスターできていれば無意識に働いているもの」と、ウヤムヤに説明されていませんか?
  • 腹式呼吸は「筋力で支えて大声量で歌う意図的な呼吸法」なので、無意識に利用することはできません。
  • ボイストレーナーさんご自信で歌っている動画を見ても普通に歌っています。矛盾していませんか?

「歌の基礎なら腹式呼吸」じゃないと言うことです。実際多くのボイストレーナーさんも「ポップスと腹式呼吸の矛盾」を感じていると思われます。但し「腹式呼吸=ベルカント唱法」なので、もし腹式呼吸を否定してしまったら、自分達のメッソド自体を否定することになってしまうのです。ボイストレーニング業界にとって腹式呼吸は最大の宣伝文句でしたが、同時に「最大の矛盾点」を宣伝して来たのかもしれません。

4.逆腹式呼吸の存在

「ドイツ唱法の腹式呼吸、逆腹式呼吸」について説明します。

  • 先に述べましたが、日本のクラシックの声楽界はイタリアのベルカント唱法が主流です。その腹式呼吸は、「空気を吸う時にお腹を前に出して、吐くときにへこませる」ようです。
  • それに対しドイツ唱法の存在があります。「空気を吸う時にお腹をへこませ、吐くときに膨らませる」、正反対の動きだそうです。ですから「逆腹式呼吸?」と表現しているようです。

※私は声楽のプロではないので、上手く表現できていないかもしれません。

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腹式呼吸にはイタリア式とドイツ式の2通りの方法があったと言うことです。そしてそれぞれの筋力の使い方は正反対なのです。それでは重要な質問をします。どちらが健康に良いのでしょうか?どちらが歌に適しているのでしょうか?

  • 答えは、イタリアオペラにはイタリア式の腹式呼吸で、ドイツオペラにはドイツ式腹式呼吸で、呼吸法を変えて歌うことです。

それではさらに質問します。同じオペラのジャンルでも呼吸法を分けているのに、何故ポップスではイタリア式の腹式呼吸が、「歌の基礎だから」と指導されているのでしょうか?

  • まだ世界にポップスのボイストレーニングは誕生していなかったのに、ポップスとは畑違いの声楽系の方がオペラを応用して先に始めてしまったからです。
  • 日本の声楽界はイタリアオペラ、ベルカント唱法が主流です。
  • ポップスやロックとは無関係、ベルカントを習ったボイストレーナーさんの都合で、「腹式呼吸は歌の基礎と肯定されていた」だけです。

今後、オペラを応用したという言葉の使い方が問題に?

「応用」という言葉の使い方の曖昧さが問題になります。「応用して別物のポップスのボイストレーニングを作った」と言い換えられるからです。では質問します。あなたは何か応用するときに、わざわざ遠い正反対のものから応用したりするでしょうか?

  • オペラ → ミュージカル → ゴスペル → ジャズ → 演歌 → フォーク → (ロック ・ポップス ・ ハウス)

もしジャズの発声方法が確率されていたら、よりポップスに近いそこから応用した方が楽そうではないですか?実は世界には、「学問として成立していた発声方法は声楽しかなかった」のです。ですから正反対のオペラを応用するしかなかったのでしょう。言葉とは自分に都合よく「応用」と言い換えることができてしまうものです….。

5.「ベルカント」と、Wikipediaで検索してください。

現代における「ベルカント」の用法

現代では「ベルカント(Bel Canto)」なる語は一般的にはその歴史的背景は無視され、美声、声量、技術、表現力を兼ね備えた理想的なイタリア式の声楽発声法・歌唱法(様式)といった文脈で用いられるが、オペラ研究家にとってこの用語は15世紀末から18世紀にかけてイタリアで発達し、19世紀前半のロッシーニオペラでほぼ完成の域に到達した、高度な歌唱装飾を伴う声楽歌唱の一様式を示すことが多い。また、ロッシーニのほかに、ドニゼッティやベッリーニなどの19世紀前半のイタリアオペラを特に「ベルカント・オペラ」と呼ぶことがある。

日本では特に90年代頃から(?)ポップスのトレーナーなどにも使用されるようになり一般にも広まったようだが、その多くがコーネリウス・リードの著書「ベルカント唱法」の解釈を踏襲するものである。voce de finte や messa di voce 等ベルカント特有の言葉の意味も同様で、これらは「リードのベルカント」と呼んで分けたほうが無難ではある。

本当の声楽の方々も、「ポップスのボイストレーナーさんのベルカント唱法とは分けて下さい」と、わざわざおっしゃっているのが確認できます。余談ですが、声楽を習っていた方がポップスの歌い方に戻す為にボイストレーニング教室の無料体験に周られたそうです。全てベルカント唱法のものまねだったと憤慨されていました。

最後に3つ、お伝えしたいことがあります。

登場人物B
  1. オペラとポップスの指向性と価値観は正反対です。ですからオペラの発声方法をポップスへ応用することはできません。もし反対に私達メジャーの人間がオペラの発声に対して口を出したら、「畑違いの人間が口出しをしていること」になってしまいます。決してそのような失礼なことをポップスの人間は誰もしておりません。
  2. 呼吸の入口である副鼻腔が詰まっていたら、空気は吸えないし吐けもしません。腹式呼吸の先に蓄膿症を改善し、「頭式呼吸」ができていることが歌の前提条件です。
  3. 蓄膿症予備軍1億人以上の日本人には、基礎呼吸までを壊してしまう腹式呼吸は非常に危険です。みなさんも安易な腹式呼吸の宣伝に惑わされず、もう一度見直して下さい。さらにご家族やご友人の健康を守る為にも、早急にポップスにおける腹式呼吸の誤った常識を訂正するべきだと思います。

※健康法のインドヨガや声楽の腹式呼吸は、その前提条件や指向性に合った方法で行われています。

ボイストレーニング業界に対するKiss music の主張が、ようやくメジャーのプロフェッショナルへ届き始めたようです。

 Kiss Music 御担当者様
「頭式呼吸」Kindle本を購入しました、J-POPの制作をしている〇〇〇〇というものです。J-POPの作詞/作曲/編曲家として主に活動しております。「歌 後鼻漏」にて検索をしてサイトを見つけ、その内容に感動し、Kindle本を購入させていただきました。
僕はいわゆるボイトレ難民で、まだ新人ですが、J-POPで比較的メジャーな作品を手がけさせていただいている御縁で、紹介いただいた有名なボイストレーナーの先生を渡り歩いておりました。その結果、『太い声の歌唱法で声はかなり響くようになったが、非常にオペラ的というか……これを普段の僕の歌、ラップやR&B的歌唱法にどうやって応用したらいいんだろう?』と思っていた矢先、先生のブログの内容は僕の疑問にかなり答えてくださっていました。
僕は、小学生の頃からかなり酷い蓄膿症です。東洋医学の先生に診て貰ったおかげか以前より治ったようなのですが、後鼻漏は間違いなく治っておらず、毎日細かい痰が出すぎて、ティッシュが手放せない生活を送っております。是非、このような素晴らしいメソッドを広めることに、僕自身も協力させていただきたい心持ちです。

発声方法の矛盾 目次

  1. プロ歌手がボイトレや腹式呼吸してる?
  2. ポップスとオペラ(ベルカント唱法)の違い
  3. 腹式呼吸はオペラ
  4. 鼻腔共鳴はオペラ
  5. 喉の開き方
  6. 喉を開く・絞まる・軟口蓋を上げる?
  7. ミックスボイスの定義が感覚でわかる
  8. ミックスボイスの方法と証明
  9. 声区、換声点、融合はポップスに無関係でしょう?
  10. ボイトレ何故なぜ Blog