発声のメカニズム

発声は複雑な仕組みで行われています。そのためボイストレーニングを行う前に、声の出るメカニズムを理解すると問題点が分かりやすくなります。こちらで発声のメカニズムについて、ご紹介いたします。

発声ステップ

旧来型ボイストレーニングの発声のステップはこう説明されています。「声を出そうとすると脳から指示が出ます。肺が動いて息が押し出され(呼気)、喉にある声帯に送られます。声帯では2枚のヒダによって振動が発生するのです。」この説明は当たり前のことだけど分かりづらいですよね?

KISS MUSIC はそのシステムを、ホルンやフルートなどの管楽器のイメージで説明しています。管楽器の大きさや太さが声の音質に影響を与えています。日本人の8割以上(一億人以上)は副鼻腔炎(鼻づまり)という医学データがあるそうです。管楽器の管が詰まっていたら、良い音や正しい音程を出すのが難しいことは想像できますよね?その場合鼻づまりの1億人以上の方は脳で音程をとろうと努力して歌うしか無いのです。詰まっているので管によけいに空気を送ろうとして、その抵抗が喉周りの筋力の緊張や締まりと表れます。あまり声帯に関することにとらわれる必要はありません。

鼻づまりでない「生まれつき歌が上手いアーティスト」は、脳で音程をとっていません。歌えば音程が外れない仕組みが働いています。管楽器の管が詰まっていないので音程の機能は正常に働き、自動的に音程は外れないで歌っているだけです。空気の抵抗は驚くほど少なく、喉の絞まりなどの負担はありません。発声のメカニズムは「鼻づまりの人」と「正常な人」を2通りに分けて説明しなければいけないのです。なぜなら「ボイストレーニングを必要としている方は副鼻腔炎予備軍の、1億人以上の「鼻づまりの人」方々ですから....。

高い声

一般的には「声帯筋を緊張させると張力により周波数の高い音が出るようになり、また呼気を強くすることで大きな音が出ます。」と言われているようですが、そんな簡単なことではありませんよ。高い声を出す為には声帯筋など関係ないし、声帯筋と言われて分かる人は少ないはずです。それに洋楽では高い声で歌っていますが、日本人で高い声で歌っている人は何人もいない訳で、声帯筋だと分かったとされても証明されていないのです。それよりも空気の流れる別ルートの確保とその流れる道の拡大が重要なのです。管を流れる空気の抵抗が少ない程、楽に高い声が出るようになります。さらに声量を増幅する為には呼気の強さだけではなく、共鳴(スピーカー)周辺の筋力の働きも重要です。(KISS MUSIC は証明していきます。)

こうして脳、声帯、共鳴の位置、働く筋力、空気のルートが複雑に連携して、声の高さを決める音が生まれます。この音が管(声道)を通って共鳴を起こし、声の種類を決める音が作られるのです。声道のルートは「鼻づまりの人」と「正常な人」では決定的に違います。そのルートの違いは唇や舌、表情筋の働きまでに影響を及ぼします。

音が言葉になるまで

こうして作られた音は、表情筋や口の形などを変えることで「あ・い・う・え・お」の子音や母音に変化します。さらに鼻、顎、唇、歯、舌を複雑に働かせることで、摩擦音や破裂音を発声させます。また、鼻に抜ける鼻音、舌を叩くような弾音も言葉の要素になり、その他にも子音を組み合わせることで、ロック歌手特有な「雑な発音」なども生まれるのです。

声はなぜ違うのか

発声のメカニズムで重要な部分は、「頭部の空気の流れ道」です。一般的には「共鳴腔とか咽頭、口腔、鼻腔」などの難しい言葉を使って説明しているようですが、もっと単純に考えてください。「人間の頭部は皆さんが想像している以上に空洞」だと言うことです。魅力的な声はこの共鳴腔他、頭部の空気の量が影響しているのです。

KISS MUSIC では話し声が低くなってきたと悩んでいる50代の方でも、筋力の習慣と頭式呼吸で若い頃の「高い声」に戻すことが可能です。「正常な発声の機能が働いている人の声」と「副鼻腔炎で鼻が詰まっている人の声」は違います。鼻腔の広さや長さ、発声の筋力の部位でいろいろ変わっているのです。

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