私はKISS MUSICで歌を習う前、他のボイストレーニングを受けていましたが、そこでは腹式呼吸が歌の基礎だよ!と教わっていました。

歌に関心がある人なら、誰でも腹式呼吸は聞いたことがあるのではないでしょうか?

私も教わっていたように、一般のボイストレーニングでは腹式呼吸が歌の基礎だと言われていますよね。

 

でも、本当にそうなんでしょうか?

 

私は、一般のボイストレーニングを受け始めた時、まだ音楽のことを全く知らない素人でした。

そんな自分からしたら、上手に歌っている先生が言っているのだから本当なのだろうと、疑うこともなく信じ、毎日毎日練習しました。

 

すると、どうなったと思いますか?

 

空気が全然吸えなくなっていたんです。

 

それはKISS MUSICでの、初めてのレッスンの時でした。

思いっきり空気を吸うように言われても、肺は全く動かず、お腹が膨らむだけ。

お腹に空気を入れて!と言われていたので、頑張ってお腹を膨らませようと練習していましたが、考えてみればお腹に空気は入りません。

それどころか、肺活量まで減ってしまいました。

 

 

人間の筋力というのは習慣なんです。

今まで使えていなかった筋力を意識してあげることで使えるようになる反面、腹式呼吸のようにお腹だけを意識して呼吸をしているとそこしか使えなくなってしまうんです。

 

共鳴トレーナーになってから半年近くが経ちますが、来られたばかりの生徒さんに空気を吸ってもらうと、

腹式呼吸を習っていた生徒さんほど、空気が吸えなくなっています。

練習すればするほど、肺活量が減っていくのです。

 

私はこの状況を食い止めなければいけないと思っています。

歌が歌えなくなるだけではなく、健康面でもとても危険だと思うからです。

 

KISS MUSICの頭式呼吸では、肺だけではなく頭部の隅々まで空気を通し、最終的には呼吸器全体に空気を通して歌えるようにしていきます。

そうすることで、楽に歌えるようになり、普段の呼吸も深くなっていきます。

 

ボイトレ教室で歌を習っている人、これから習おうと思っている人は、腹式呼吸について一度考えてみてください。

Wikipediaにも、腹式呼吸に対する批判が書いてあります。

ネットには、歌に関する誤った情報が溢れているので、全てを鵜呑みにせず、自分でよく考えるようにしましょう。

 

最後に、ヨガの腹式呼吸について補足させてください。

ヨガでは入り口の手入れをした上で、腹式呼吸を行っているので問題はありません。

また、呼吸機能が健全な方が腹式呼吸を習われても害はありません。

こちらだけ、誤解のないようにお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

井上